すっぽんの見分け方は?

たくさんの栄養素を含んでいる食材としてすっぽんが有名ですが、高級食材でありとても希少です。
そんなすっぽん、亀とどう違うのか皆さんご存知でしょうか。
また、オスとメスの違いだけで含まれる栄養も異なりますし、養殖と天然物では味も金額も異なります。
選び方の参考となるような、見分け方をご紹介します。

まず、すっぽんの養殖と天然の違いは、年齢です。
天然物の場合は4年から5年ほどかけて大きく成長した物が市場で流通しています。
養殖の場合は1年で出荷されることもあるので、養殖のほうが成長は早いのです。
どうしてかというと、養殖は1年中冬眠をせずに餌を食べ続け、成長するからです。
天然ものは約5年という月日をかけて、餌を食べては冬眠をして、ゆっくりと筋肉質に成長していきます。

最も、根本的な話になりますが亀とすっぽんの見分け方は、甲羅でわかります。
亀の甲羅はとても硬く、身を守るための鎧というようなイメージですがすっぽんの甲羅はとても柔らかく、全身皮膚でできています。
甲羅もゼラチン質なので、実は甲羅も食べることができるというわけです。

最後にオスとメスの違いですが、メスはわりとまるい形をしており、それ以外の違う特徴はありません。
筋肉量や見た目に関してほとんど違いがないので、幼体は特に見分けがつかないでしょう。
また、大きな大人のすっぽんであれば、排せつ口の場所によってオスとメスの違いを見分けることができます。
素人から見ると、簡単にその違いは理解できません。

見た目としてはこういった違いがありますが、実はスッポンはかなり気性の荒い性格をしています。
亀は触っても大丈夫ですが、スッポンは触ると噛むので、噛む力がかなり強いのはスッポンだ、と判断するのも良いですね。

天然か養殖か、オスかメスか、そして亀とすっぽんの違いをご紹介しましたが、基本的に見慣れていない方が見ても、天然と養殖の違いはほとんど見分けがつきません。
気になる方は、専門家の意見を聞いてみると良いでしょう。