すっぽんに含まれるビタミンＢ群

すっぽんにはアミノ酸だけでなく、ビタミンも豊富に含まれています。
量に差はありますが、１０種類以上のビタミンが存在しており、特にビタミンＢ群の含有量が多くなっています。

ビタミンＢ１は、糖質からエネルギーが作られるときに使われる成分です。
不足すると疲れやすくなったり、集中力がなくなったりします。
そして、ビタミンＢ１の欠乏は脚気（かっけ）という末梢神経の障害を引き起こします。
ビタミンＢ２は皮膚や粘膜の再生に必要な成分で、不足すると口内炎等の原因となります。
また、Ｂ２は脂質の代謝にも関わっています。
成長ホルモンの合成にも使われ、不足すると成長障害が起こる事もあるのです。
ビタミンＢ６はたんぱく質の代謝を助ける働きがあります。
欠乏すると肌荒れ等を起こしますが、腸内で合成出来るため、不足する事はほとんどないといわれています。
しかし重要なビタミンの１つである事に変わりはありません。
ビタミンＢ１２は細胞の代謝に関わっています。
不足すると悪性貧血になる可能性があります。

このように、ビタミンＢ群は体の中で重要な働きをしています。
すっぽんには特にＢ１、Ｂ２が多く含まれており、すっぽんの滋養強壮効果はこれらの物質に関係があるといえます。
ビタミンとアミノ酸は相互的に作用し、吸収を高めたり、代謝を促進したりしているので、両方を摂取する事が出来るすっぽんは、健康効果があるといわれているのです。